こんにちは。ME室 臨床工学技士です。
冬の乾燥の季節に起きる悩ましい静電気。
静電気が発生しやすくなるのは温度と湿度が関係しています。
温度25℃以下、湿度20%の環境下で発生しやすくなります。
静電気の場合、電圧だけで電流は殆ど流れないので命の危険はありません。
医療スタッフは業務上 手洗いの機会が多い為、油分が失われ乾燥してしまい静電気が起きやすく、患者さんに触れる際やシーツ交換時、医療機器に触れる場合など注意が必要です。
今すぐ出来る静電気体質の対策
静電気体質は、様々な影響で身体からプラスの電子を体外へ放出することが出来ずに起きるので、しっかり対策をしていきましょう
乾燥を防ぐ
○ハンドクリームをこまめに塗り、静電気を抑える事は手の清潔を保つ事にも繋がります
○部屋を適度に加湿すると肌の乾燥を防ぎ、静電気が起こる確率を低くする事ができます
放電を促す
○金属製のドアノブ等に触れる前に石や木・ゴムなどの自然素材のものに触れて放電する
○時折、履物の先や踵などに霧吹きで水をかける
静電気の発生を防ぐ
○服やタオルの電位差の大きい素材の組み合わせは静電気が発生しやすいので注意
※「アクリル(-)×ナイロン(+)」や「ウール(+)×ポリエステル(-)」等
○洗濯時に柔軟剤を使用する
○身体の外に電流を流す動きがあるミネラル食品や水分をこまめに十分に摂り、
プラス電子を身体に溜め込まないよう様にし、保湿を心掛ける
その他
静電気体質は、疲れやストレスで電子のバランスが崩れやすいので、体調管理に気をつけましょう。