こんにちは。生理検査室です。
寒さも少しずつ和らぎ、春へと向かっているようですね。
今日は、当院で検査のできる「血圧脈波(ABI)」の検査についてお話したいと思います。
血圧脈波検査とは・・・
両手と両足の血圧を測り、動脈硬化の程度を知ることができる検査です。
具体的には、脈波の伝わり方(PWV)と手足の血圧の比較(ABI)という2つの項目になります。
何がわかるの?
脈波の伝わり方(PWV)からは、血管の硬さがわかります。
手足の血圧比(ABI)からは、血管の詰まり具合がわかります。
どうやって測定するの?
ベット上に仰向けになり、両手両足に血圧計の帯をつけ、両手首に心電図のクリップ、左胸に心音のマイクを置かせていただきます。
両手両足の血圧を2回計測。所要時間は5分程度です。
また、食事の制限もありません。痛みもほとんどありません。
どんな人が検査した方がいい?
こんな方は要注意!早めに検査を!
① 喫煙
② 高脂血症
③ 高血圧
④ 糖尿病
⑤ 肥満
⑥ 冷感・しびれ感
* 40歳以上で思い当たる方は検査をおすすめします。
動脈硬化を放っておくと・・・
脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、下肢で起こる閉塞性動脈硬化症などのリスクが高くなります。
検査は予約不要です。気になる方は、お気軽に診察時医師にご相談ください。