乳がん検診、受けませんか?
こんにちは、放射線科です。
ご存知ですか?
現在、日本女性の11人に1人が乳がんにかかると言われています。近年のライフスタイルの変化が乳がんのリスクを増大させていると考えられています。
・初潮が早い
・閉経が遅い
・出産回数の減少
等の要因から生涯の月経回数が増えることにより、乳がん発生のリスク因子である女性ホルモン(エストロゲン)にさらされる期間が延びたことが影響しているそうです。そのため、乳がんにかかる女性の数は年々増え、女性のかかるがんの第1位となっています。しかし、早期の段階で発見し、適切な治療を受ければ、治る可能性の高いがんです。そこで、早期発見のために、マンモグラフィによる乳がん検診を受けましょう。
マンモグラフィを受けることで、ご自身の乳房内の乳腺濃度を知ることがとても重要です。乳腺濃度とは乳房内の乳腺組織の割合を言い、乳腺濃度の低い順から
・脂肪性
・乳腺散在
・不均一高濃度
・高濃度
の4つに分けられています。
不均一高濃度、高濃度(デンスブレスト)と判定された方は、乳がんのサインである腫瘤影や石灰化が画像上見えづらく、マンモグラフィで発見されないことがあります。特にデンスブレストの方は乳腺エコーとの併用をおすすめしてます。また、月に1回触診による自己検診されるのも早期発見につながります。
放射線科では女性技師3人で、乳がん検診の対応をしています。検査について、気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい。