こんにちは、栄養科です
最近は日が暮れるもの早くなり、夜は涼しく過ごしやすい気温になってきましたね。
(日中はまだ暑いですが…)
秋はすぐそこにいて、いつの間にか年末がやってきてしまいますね。
1年は長いようであっという間です。
さて、皆様は今年の夏はどのように過ごされましたか?
自宅でオリンピック観戦をされた方も多いのではないでしょうか。
今回はスポーツに因んで「スポーツドリンク」についてお話しさせていただきます。
一般的に「スポーツドリンク」といえば
熱中症予防、運動後の水分補給、塩分・ミネラル補給というイメージですね。
気温も高く、脱水が気になるから…ミネラル補給しないと…と
1日に2本以上飲んでしまっている方はいらっしゃいませんか?
(毎年夏は、外来で栄養指導している患者様に実際にいらっしゃいます)
確かに「スポーツドリンク」はエネルギー補給や、電解質の調整に役立ちます。
その反面、大量の砂糖が含まれているという難点があります。
「スポーツドリンク」の中にはどのくらいの砂糖が入っているかご存じですか?
ペットボトル500mlの中に砂糖が約30gも入っています。
これは
砂糖30g=スティックシュガー10本分に相当します‼
スポーツドリンクは「液体」なので吸収のスピードが早く血糖値が急上昇します。
スポーツドリンクをゴクゴクたくさん飲むと図①のような症状が現れる可能性があります。
またスポーツドリンクをはじめとする清涼飲料水は、高血糖を引き起こしやすく
高血糖を引き起こすとさらに喉が乾き、多飲してしまう可能性が高いため注意が必要です。
スポーツドリンクを飲む注意点をまとめてみました。
- スポーツドリンクを飲むときは1度に飲み切らないこと。1日かけてゆっくりと。
- 日常生活では飲まないようにする。
以上のことを、気をつけていただきたいです。
またスポーツドリンクより経口補水液の方が、電解質濃度が高く糖濃度が育いので
脱水が気になる方、下痢・嘔吐してしまったときなどはこちらをおすすめします。
しかしスポーツドリンク同様、飲みすぎは注意です。
残暑とはいえ、体調に気をつけてこの夏を乗り切りましょう!