こんにちは。放射線科です。
今年の1月15日で、国内で新型コロナウィルスが確認されてから 丸3年が経過したそうです。
乾燥する冬のこの時期、コロナウイルスだけではなく
さまざまな感染症が蔓延しやすくなります。
当院としても感染対策をより強化して診療を行っています。
さて当院では、個々の専門職が集まって仕事を行っていることを活かし
それぞれが持っている知識を共有することで
「感染症が広がらないように」「事故のリスクを減らすように」「接遇はこうしたほうがよい」など
さまざまな情報交換をしています。
しかし、新型コロナウィルスの影響により 院内での勉強会も
軒並み中止となり 情報交換の場がなくなってしまいました。
その中でどのように情報発信するかを考え
放射線科ではオンライン配信による勉強会を定期的に行っています。
最近の勉強会では、院内の職員向けに「大腸CT検査について」をWEB配信しました。
みなさんは大腸の新しい検査法「大腸CT検査」をご存じですか?
大腸の検査というと、ほとんどの方は「大腸カメラ検査」を想像すると思います。
検査前の下剤を飲むのが大変だとか、検査自体も痛くて辛いなどと想像すると思います。
この大腸CT検査は、下剤の量は大腸カメラの1/5以下で、食事も当日の朝まで食べてから検査を行います。
検査の流れとしては
①CT室に入ってから検査着に着替える
②CTの寝台に横になる。直径5㎜程度の管を挿入する。
③挿入した管から炭酸ガスを注入していく。
このガスを使って大腸全体を拡張し、拡張した状態のままCT撮影を行います。
この撮影を仰向けとうつ伏せの各1回ずつ撮影して検査終了となります。
ここまで約15分で終了し、痛みもほとんどありません。
撮影した画像は、私たち放射線技師が3D画像等の作成を行い
各診療科の先生と放射線科医によって画像診断を行います。
当院の放射線科には「大腸CT検査認定技師」「大腸CT専門技師」が計3名在籍しており
病院としても「大腸CT検査技術施設認定」を取得しています。
この施設認定は、埼玉県でもまだ3施設しか認定されていません。
みなさまも是非、身体への負担の少ない新しい大腸検査「大腸CT」を当院で受けてみませんか。※まずは当院の外来受診でご相談ください。