形成外科

形成外科とは・・・？

形成外科は頭から足先まであらゆる体表面の異常を扱う外科系診療科の一分野です。

診療の内容は、切り傷・やけど・顔面骨折など怪我の治療、皮膚腫瘍（ホクロやオデキから皮膚癌まで）の手術、傷跡の修正、生まれたときからの変形の修正など多岐にわたります。

そしてケガや疾患を治すだけではなく、機能回復とともに形態もより良い状態にすることを目指しています。“命を救うためなら、病気や怪我を治すためなら、どんな障害も我慢するべき”という時代から、“社会生活の質（QOL；quality of life）の向上のためにより障害を少なくし綺麗に治そう”という高度な治療が求められる時代になってきました。形成外科はこのような需要に貢献しようと発展してきた科でもあり、患者さんのQOLの向上を目指して治療にあたっています。

形成外科で扱う疾患は・・・？

具体的に武蔵野総合病院の形成外科で扱う疾患を挙げました。当院では日本形成外科学会認定専門医が診療しております。現在は保険診療を中心に行っています（自費診療についてはご相談ください）。

• 新鮮外傷・新鮮熱傷；擦り傷・切り傷・やけど・凍傷など
• 顔面の組織損傷
• 手足の外傷
• 耳の変形
• 皮膚の腫瘍（オデキやしこりなど）・母斑（ホクロ）
• 傷跡やケロイド、傷跡のひきつれ
• 手術で生じた変形や欠損の修正（再建）
• その他；陥入爪（まき爪）、眼瞼下垂（まぶたの変形）、顔面神経麻痺、臍の変形、腋臭症（わきが）、陥没乳頭など