看護部長 筒井
幼い頃、父親が難病を発症したことが、私の看護師としての原点です。
身体に麻痺が残り、日に日に変化していく父を前に
「知識を身につけて家族の介護や助けになりたい」
――そう思ったことが、私が看護師を目指したきっかけでした。
その後、結婚と出産を経て地元へ戻った際、幼い子どもを抱えながらも
「もう一度1から看護を学び直したい」
と、総合病院である武蔵野総合病院にパート看護師として入職しました。
当時はまだ統一されたマニュアルがなく、先輩方の指導を頼りに、自らノートに看護の手順や知識を一つひとつ書き留めて学びを深める毎日でした。
子育てしながらの多忙な日々でしたが、その積み重ねが看護師としての自信に繋がったと今では思っています。
私自身、パートから常勤へ、そして病棟師長、看護部長へと歩みを進めてきました。
ライフステージの変化に伴う葛藤を身をもって経験してきたからこそ、スタッフのキャリアを途切れさせたくありません。
現在は他の師長たちと日々相談を重ねながら、子育てや家庭環境に合わせた柔軟な勤務体制や部署配置など、一人ひとりが無理なく看護を続けられる環境を現場一体となって作り上げています。
立場が変わった今でも、看護という仕事が好きだという想いは変わりません。
患者様の人生の節目に寄り添い、力を尽くせるこの仕事は、他に代えがたい尊いものです。
だからこそ、ここで働く一人ひとりのスタッフにも、看護師としての確かなやりがいと喜びを感じながら働いてほしいと願っています。
地域の皆様にとって信頼していただける場所であるとともに、スタッフ全員が看護の楽しさとやりがいを実感し、自分らしく輝き続けられる看護部であり続けるよう、これからも歩みを進めてまいります。